商標出願の費用と時間

商標出願にどれくらいの費用と時間がかかるかについて手続の流れに沿って解説いたします。

事務所費用・時間は弊所の場合です。
特許庁の費用は2018年4月1日現在の料金です。
特許庁のアクション待ち時間は特許行政年次報告書の記載や私の実績から割り出した平均的な時間です。

費用例は、
指定商品・役務は1区分
出願前の先行商標調査を行う
として算出しています(消費税含まず)。

1.受任から出願
(1)費用
事務所
特許事務所の料金体系、金額は様々ですので、ご依頼前に確認されることが大切です。
私の場合
基本料(\30,000)+区分数加算(2区分目以降\10,000/1区分)
としております。

出願完了後に事務所費用と特許庁費用の合計を請求させていただきます。

弊所費用例
基本料 \30,000
先行商標調査 \30,000(オプション)
合計 \60,000

早期審査の申請手続等がある場合は別途費用が生じます。
調査はお客様がご希望の場合のみ行います。

特許庁
出願料 \3,400+\8,600×区分数
減免はありませんので、常に上記金額となります。
1区分の場合 \12,000

(2)時間(受任~出願)
受任から出願までは、特許庁は関係なく事務所とお客様の間のやりとりとなります。
出願する商標と指定商品・役務役務がはっきりしていれば、即日出願も可能です。
通常は2~3日を見ていただければ十分です。
周知性を証明する書類の準備などがある場合はもっとお時間をいただきます。


2.拒絶理由通知時
出願をしますと特許庁から審査結果の通知があります。特許と異なり出願審査請求は必要ありません。
この通知を「ファーストアクション」といいます。
審査の結果、拒絶理由がない場合は特許査定、拒絶理由がある場合は拒絶理由通知となります。

先行商標調査を行った場合は、拒絶理由通知となることは余りありません。
先行商標調査を行わなかった場合は、拒絶理由通知となることも多々あります。
商標の場合1回の応答で決着となるケースがほとんどです。


(1)費用
事務所
事務所により様々ですが、私は難易度別の料金(\40,000~\80,000)とさせていただいております。

特許庁
無料です。

(2)時間(出願~ファーストアクション)
多少の長短はありますが、出願~ファーストアクションまでは6月~8月程度です。
早期審査制度を利用した場合は2月程度となります。

(3)時間(拒絶理由通知応答~次のアクション)
1週~3月くらいです。

3.登録査定時
ファーストアクションまたは拒絶理由通知に応答した結果登録査定を得られても、登録料を納付しないと商標権は発生しないことにご注意ください。
(1)費用
事務所
納付書作成、納付代行の費用として\5,000/件をいただいております。

特許庁
一括(10年分) \28,200×区分数
分割 (5年分) \16,400×区分数

特許と異なり減免の制度はありません。

4.拒絶査定後
(1)拒絶査定不服審判
拒絶査定となってしまっても「拒絶査定不服審判」を請求することができます。
事務所費用
一般に拒絶理由通知応答よりは高額となります。
この費用については弊所では案件毎に見積とさせていただいております。

特許庁費用
\15,000+\40,000×区分数
となります。

審判請求~審決までの期間
平均8月程度です。

(2)訴訟
拒絶査定不服審判の結果(審決)に不服のある場合は審決取り消し訴訟を提起することができます。
印紙代の他、弁護士、弁理士費用がかかります。
判決が出るまでの期間は1年から数年くらいです。

下図は、ここまでの説明を1枚にまとめたものです。
画像

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